はじめに
なぜ障害年金を申請することになったか
今までの記事を読んでくださっている方は私がうつ病であり、先天性総胆管狭窄の術後後遺症で痛みや胆管炎が起きやすいこと、ASDグレーゾーンであることを知ってくれているかと思います。
まず基本的にはうつ病などの精神疾患は不運の積み重ねで起きます。
私の場合はおそらく「先天性疾患、ASDグレーゾーン、職場環境、によりうつ病になってしまったのではないかと推測できます。
今は月に2度精神科に通院しながら傷病手当で生活をしています。が、傷病手当は最長で1年半までしかいただくことができません。私の場合まだうつ病が完解していないのですが1年が過ぎようといています。
そこで出てきたのがお金の不安です。
就労についても不安があったため障害者雇用も選択肢に入れるために「精神障害者福祉手帳」はもう申請済みで受け取りました。その時に知ったのが「障害年金」です。
それまで障害年金は知りませんでした。
障害年金とは一定の障害状態であるということが証明されると頂ける公的保険制度の1つです。
しかしこれには時間がかかるそうで
- 準備する書類が多く内容が難しい(うつ病には準備が辛い)
- 申請してからも審査に3カ月以上かかる事が多い
- 書類に不備があると申請が通らないことがある
とのことでした。
そのため主人が社労士さんに聞いてみようと言ってくれました。
申請にあたりどんな不安があったかこころの葛藤
私は今人と関わることが苦手で初めての相手には電話もできないので主人に問い合わせてもらうことになりました。
そもそも、私の状態が障害年金の認定基準に当てはまるのかが不安でした。
甘えなのではないか、これくらいでもらっても良いのか。
社労士さんに会うまでこんな心配ばかり浮かんでいました。
実際に会って話をすると、申請できますよと言われました。
私は甘えではなく、ちゃんと制度に頼ってもいい状態なんだと安心した半面、やっぱりそこまで悪いのかと思い安心とショックのダブルの感情で複雑でした。

①不安に押しつぶされそうになった瞬間
具体的にどんなときに不安が強くなったか
実際に申請するにあたり、主治医に「診断書」をお願いしなくてはいけません。
ですがネットで、医師に断られた。あなたの状態では当てはまらないと言われたなど不安な内容が多々見られ不安になりました。
私はただでさえ自分のお願いを他人にするのが苦手です。診察前にも心臓が飛び出しそうなほど緊張し呼吸も浅くなり不安になっていました。
いざ先生にお願いしたところも「もう初診から1年半過ぎてますし大丈夫ですよ」とあっさり了承してもらえました。
スッと心が楽になりましたがものすごく疲れました。
医師が書いてくれるということは割と障害年金の受給要件の障害の状態に当てはまっているのかな。と思えました。
自分の状態を信じられなかった気持ち、周囲の目
普段調子の良い日、悪い日、時間帯があります。調子の良いときが少し続くと「本当に私がもらっても良いのか」と不安になります。どこからが不正受給でどこからが正当な理由なのか?と頭がぐるぐるします。
この感情はとてもよくあることで、きっと今この記事を読んでいるあなたも同じような葛藤を抱えているかもしれません。
また、周りから見ると調子の良い日に会っているのでそこまで状態が悪く見えないと思います。1つ変わったのは10キロ以上太りました。ですが一般的に痩せたら調子が悪いというのが世間の目かなと勝手に思ってしまいます。精神疾患では薬の影響や活動不足で太る人も多いそうです。
②向き合い方の工夫
誰かに相談したこと
そこで私は不安な時にchatGPTに聞いてみました。今の私の現状、障害年金の診断書の内容などを伝えると、「あなたは十分もらう資格があります」と言われ少し楽になりました。
そんな気持ちの繰り返しなので不安な時、疑問に感じた時にはchatGPTに聞いています。chatGPT便利ですね。一時的な不安解消にとてもありがたいです。
そして、たまに主人や母にも相談していますが、どちらも障害年金をもらうことに対して肯定的に言ってくれるので助かっています。
日記やブログで気持ちを整理したこと
調子の良いときにはこうしてブログを書いています。
頭の中だけで考えるには限界があるので、ブログを書くことで気持ちが整理されて助かっています。
「できること」に目を向けたこと
主人によく言われるのが「1つずつ片づけていかないと」です。
私はあれこれ考えてしまいいっぱいいっぱいによくなっているそうです。
なので今の目標は無事に障害年金が申請できること。だからそれ以外はとりあえず考えないようにかまあいいやと思うようにしなと言われました。たくさん考えてしまう癖があるのでなかなか難しいですが、ふとそれを思い出して、「あー考えすぎてたな」と思えることがたまにあるので大きな進歩かなと思っています。
③今、感じていること
申請に取り組んだ自分への労い
本当に私なんかがもらっていいのかな。なんて悩んでいましたが適切に周りに助けを求めて申請の準備まですることができました。
あとは社労士さんが申請をしてくれたら結果を待つ。という段階まで来ています。
人を頼ったり助けを求めることが苦手だった私がそれをできたことは今後の人生においても大きな一歩だと思っています。
同じような不安を感じている人へのメッセージ
人はひとりでは生きていけません。周りを頼っても大丈夫です。もしも頼れる家族がいなくても日本には頼る福祉がありますので、病院や役所に相談してみて下さいね。
なるべく自分を責めずにいきましょう。

おわりに
「申請=弱さではない」と思えるようになったこと
こんな自分の現状に落ち込むこともありますが、ひとつ言えるのは「今までいっぱい頑張ってきたんだから今は休む時なんだ」と思えたことです。
持病の疼痛を抱えながらも仕事、子育て、准看護学校などいろいろと頑張りました。
ASDの特性からか人とずれていても一生懸命合わせようと努力してきました。十分頑張った結果のうつ病です。そのため自分の生き方を見直す時間になっているなと思います。
少しずつでいい、自分のペースで
焦れば焦るほど状態は良くなりません。今の自分を受け入れていくようにすると自然と何かしたいという力が湧いてきます。
私もその一つがこのブログです。
焦っても空回りし長続きはしません。ゆっくり自分のペースで深呼吸をし落ち着いて進みましょう。←これは自分にも言い聞かせています。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がどなたかの気づきなどに繋がれば幸いです。